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2014.11.25 vol. 223 読 書 の 秋 ― 思 い 出 の 一 冊 ― R E A D I N G I N A U T U M N “ A B O O K F U L L O F M E M O R I E S ” 先 生 方 が 選 ぶ 、 思い出の一冊 p. 2 22 冊 の 本 に 込 められた思い p. 4 研 究 室 へ よ う こ そ   高 さ ん・大森さん p. 6 東京大学 工学部都市工学科/ 工学系研究科都市工学専攻 都市デザイン研究室 編集長:  高梨 遼太朗 編集委員:道喜 開視 原 由希子 今川 高嶺      柄澤 薫冬 柴田 純花 髙橋 舜      中島健太郎 益邑 明伸 http://ud.t.u-tokyo.ac.jp/

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先生方が選ぶ、思い出の一冊 A Bo o k Full of Memories : Te achers   秋 も 深 ま る 1 1 月、 今 月 号 の マ ガ ジ ン は「 読 書 の 秋 」 特 集 と 題 し て お 送 り し ま す 。 研 究 室 内 の み な さ ま が 、 普 段 の 研 究 室 生 活 の 中 で 何 を 考 え 何 に 関心を持っているのか、この「一冊」 か ら 見 え て く る の で は な い で し ょ う か 。   ま ず は 、 西 村 教 授、 松 田 助 教、 ク リ ス 助 教、 中 島 助 教 に 都 市 に 関 す る 思 い 出 の「 一 冊 」 を 伺 い ま し た。 学 生 時 代 の エ ピ ソ ー ド 等 交 え つ つ 、 ご 紹 介頂いています。 西村教授の一冊  “ 将 来 の 生 き る 道 が 固 ま っ た と い え る か も し れ ま せん ” 先生の『日本のすまい』 ( 全 3 冊 、頸 草 書 房 、1975-8 0 年 ) ということになると思います。今では絶版で,手に入りに くくなっているようですが、図表からスケッチ、装丁まで ご本人による手作りで、日本のすまいの全貌を描ききって しまおうという壮大なエネルギーに満ちた力作です。学生 時代に高価だった 3 冊(当時の定価は合計 27,000 円でし た。 国 立 大 学 の 授 業 料 が 年 間 12,000 円 の 時 代 で す 。 た だ し、当時の国立大学の授業料のほうが不当に安かったとも 言えますが。 ) を 即 座 に 購 入 し た 時 に 、お そ ら く 将 来の 生 き る道が固まったと言えるかもしれません。   あ と は 英 文 で 読 ん だ 『 A Pat t e rn Lan gu a ge』 ( C .A l e x an d e r e t al . 1977、 当 時 ま だ 和 訳 が で て い ま せ ん で し た。The で は な く A で あ る こ と に 注 意。 )や原広司 先 生 の 『 集 落 の 教 え 100』 ( 彰 国 社 、 1998 年 ) か ら も 大 き な 影 響 を 受 け ま し た が、2 冊 以 上 挙 げ る の は ル ー ル 違 反 かもしれませんね。 日本のすまい 西 山 夘三 頸草書房、1975-80 年、全 3 冊   じ つ は 同 じ よ う な 質 問 を か つ て 東 大 出 版 会 の PR 誌 で あ る『UP』編集部からされ、その結果は文春新書『東大教師 が 新 入 生 に す す め る 本 2』 ( 文 藝 春 秋 編、2 0 0 9 年 ) に 載 っ て い ま す。 た だ、 そ の 時 は 複 数 の 質 問 に 答 え な が ら 何 冊 か を 挙 げ る 形 式 だったので、 「一冊」といわれると少 し 考 え て しまいます。   都 市 に 関 す る 思 い 出 の 一 冊 と い う こ と で す と、 西 山 夘 三 松田助教の一冊 『 1 0 + 1 』NO. 1 特 集 “ そ こ は 、 都 市 を め ぐ る 思 考 の 実 験 場 で あ った ” 的な哲学的論考に加え、美しい図版、実験的なグラフィッ ノン・カテゴリー・シティ 都市的なるもの、 あるいはペリフェリーの変容 クと、都市と建築をめぐるアクロバティックな思考に魅了 さ れ ま し た 。 そ こ は 、都 市 を め ぐ る 思 考 の 実 験 場 で あっ た 、 といってもよいかと思います。   『10+1』 は、1980 年 代 の ニ ュ ー ア カ ブ ー ム の 末 裔 に つ な が り 、 当 時 す で に 伝 説 的 で 、 各 巻 500 ペ ー ジ 前 後 も あ っ た 雑 誌『GS』 ( 1984- 1987、 第 1 号 の 特 集 は 「 反 ユ ー ト ピア」 ) の 編 集 を し て い た 荻 原 富 雄 さ ん が 、そ の 後 に仕 掛 け た 雑 誌 で す 。 90 年 台 半 ば に あ っ て 、 太 田 出 版 か ら 出 版 さ れていた『批評空間』 ( 1991- 20 02、 編 集 委 員 は 柄 谷 行 人 氏と浅田彰氏)と並び、都市建築分野におけるハードコア な批評を展開していました。いま、ウェブサイトで展開さ れ て い る 「 10+1 we b s it e 」 ( h t t p :/ / 10p l u s 1.jp /) は 、 当時よりずいぶん穏やかで優しくなったヴァージョンです から、もし興味があれば、当時の雑誌を手にとって見て下 さい。空気感の違いが分かるかと思います。 編集:多木浩二、八束はじめ I NA X、1 9 9 4 年   都 市 と 建 築 に 関 す る、 そ の 後 50 号 ま で 続 く 批 評 雑 誌 『 10+1』 ( 199 4-2 0 0 8 ) の、 記 念 す べ き 第 1 号 で す 。 1 9 9 4 年 5 月 に 刊 行。 当 時 僕 は 大 学 2 年 生 で、 駒 場 の 生 協 で 見 つ け、 強 い 興 味 を 持 っ て 読 み、 そ の 後 の 進 振 り で 都 市 工 を 受 け る こ と に な る き っ か け の ひ と つ に も な り ま し た。 多 摩 ニ ュ ー タ ウ ン を 扱 っ て い ま す が、 具 体 的 な 多 摩 か ら は 想像もつかないようなスリリングな内容の連続です。抽象 2

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ク リ ス 助 教 の一冊 “ how scholarly research can contribute t o c h a n g e p l a n n i n g a n d d e s i g n p o l i c i es ” f il m of t h e s ame t it l e (You can wat ch it u n d e r t h e f ol l owin g l in k: h t t p s :/ / arch ive .or g / d e t ail s / T he So cia l Life of Sma ll Ur ba n Spac e s W illiam H . W hy te Project for Public Spaces Inc, 1984 S mal l Urb an S p ace s ) was writ t e n b y on e of t h e l e ad in g p u b l ic s p ace re s e arch e rs . I t is a ve ry acce s s ib l e , e as y t o u n d e r s t an d b ook, wh ich of f e r s a g re at var ie t y of t h ou g h t s on re s e arch me t h od s , u s e , con t rol an d d e s ig n of (p rivat e l y own e d ) p u b l ic s p ace s (POPS ). M os t imp ort an t l y, it d e mon s t rat e s , h ow s ch ol ar l y re s e arch can   The b o ok, which wa s a lre a dy publish e d in 1 980 and whi c h is a ccompa nie d by a 6 0 -mi n u t e con t rib u t e t o ch an g e p l an n in g an d d e s ig n p ol icie s f or t h e b e t t e r. H ig h l y re comme n d e d ! 中 島 助 教 の 一冊  ゆるす思想 ゆるさぬ思想 若い世代と語る平和・原爆・いま・未 来 “ 都市が「復興」するということ ” 五島列島の隠れキリシタンの末裔だ。都市が破壊され、多 くの人が犠牲になり、 また残された人は都市を 「復興」 す る。 原爆が落ちる前の長崎の辿ってきた時間、その分厚さも含 め て 戦 後 半 世 紀 経 っ た 歴 史 に つ い て 理 解 す る こ と な し に、 長崎の復興は見えてこないことを痛感した。本島氏に関す る本を読み、必ずしもそこにいた人に共感したいというこ とではないのだけれど、そこで人々が何を考え、生きてき て、何を主張していたのかちゃんと理解したいと考えなが ら 、 当 時 、 街 々 を 彷 徨 い、 歩 い て い た 。 大 半 は た だ そ の 空 間の面白さを追いかけていたのだが、果たして、自分は日 本の戦災復興というか、都市が「復興」するということに ついて何かひとつでもわかっただろうか。いや、しかしな がら、一片でも書けたこと、わかったことはあった。東京 を対象に、区画整理について、当時の背景から自分にしか 描 け な い も の が 描 け た こ と は 確 か だ 。だ が 、 しかし、 しかし、 とも常に思うのだ。 本島等、山口仙二 こうち書房、1992 年 赦し 長崎市長本島等伝 横田信行 にんげん出版、2008 年   今 年 10 月 31 日 に 元 長 崎 市 長 、 本 島 等 氏 が 亡 く な っ た。 氏 を 知 っ た の は、 博 士 論 文 で 戦 災 復 興 区 画 整 理 の 研 究 を し て い る 中、 研 究 対 象 の 東 京 だ け で は な く、 全 国 の 戦 災 復 興 区 画 整 理 を 知 ら な く て は と 思 い、 お 金 と 時 間 の 許 す 限 り 全 国を歩いて回っていた時に長崎について調べている時だっ た。 天 皇 の 戦 争 責 任 を 問 い、 広 島 原 爆 ド ー ム の 世 界 遺 産 登 録 に 際 し 「 広 島 よ、 お ご る な か れ 」 と 批 判 し た 本 島 氏 は、 地 域 デ ザ イ ン 研 究室より 窪田教授の一冊 “ 抑えた筆致の行間ににじむ膨大な経験 ” 今回の特集にあたり、 是 非 紹 介 し た い 本 が あ る と い う こ と で 、 地 域 デ ザ イ ン 研 究 室 窪 田 教 授 に も 一 冊 を ご 紹 介 頂 き ま し た 。 箇 所 も 何 度 か あ っ た( も ち ろ ん 私 の 勝 手 な 思 い 込 み で す ) 。 何を記述して何を記述しないのか、その判断が重要なのだ と改めて教えていただいた。研ぎすまされた記述の正確さ が論理に強度をもたらし、知の体系が構築される。  折りに触れて常にこの本を開き、書き込んで線を引き付 箋を貼ってきた。その度に、拠り所がある幸せを感じた。  西村幸夫先生がニューヨークに長期滞在されて『都市保 全計画』を執筆されているとき、私は都市デザイン研究室 の助手だった。いくら西村先生でも、考えていることを文   手 に と っ て ま ず 全 部 を 通 読 し た。 千 ペ ー ジ を 超 え る 大 著 で、 常 識 的 に は 通 読 す る 量 で は な い の だ ろ う が、 一 文 字 も 逃 し た く な か っ た。 抑 え た 筆 致 の 行 間 に に じ む 膨 大 な 経 験 と そ こ で 得 ら れ た 唯 一 の 感 触 は、 私 が 読 み た い と 渇 望 し て い た も の だ っ た。 あ、 あ の と き の 議 論 が こ こ に、 と 思 え る 字にすることに恐さを感じないわけはないだろうし、難度 の高い気の遠くなる格闘に違いなかった。しかし、一時帰 国されたときに、忙しい在外研究の中でも、一日執筆に集 中できる日もたまにはあって最高だと笑顔でおっしゃって いた。 3 都市保全計画 西 村 幸夫   東京大学出版会、2004 年

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22 冊の本に込められた思い A Bo o k Full of Memories : Students     学 生 の 思 い 出 の一冊   続 い て 、 研 究 室 内 の 学 生 に も、 都 市 に 関 す る 思 い 出 の 一 冊 を 紹 介 い た だ き ま し た。 学 部 4 年 生 か ら ま ち 大 の 方 ま で、 多 く の 方 に ご 回 答 い た だ い ています。今回は、本の出版年順(多 言 語 で 出 版 さ れ て い る 場 合 は 原 語 版 の 出 版 年 ) に ご 紹 介 し ま す 。 まちづくり大学院・ M2 森田 曉 1924 帝都復興事業に就いて 太田圓三   関 東 大 震 災 後 の 講 演 録。 詩 人 ・ 木 下 杢 太 郎 の 実 兄 で、 非 業 の 死 を 遂 げ た 帝 都 復 興 院 土 木 局 長 が、 九 段 下 立 体交差など実現しなかった夢につい ても語る。 M1 柄澤 薫冬 ちいさいおうち 19 4 2 バージニア・リー・バートン  読んだ本の内容をすぐ忘れてしま う質なのですが、なぜかずっと覚え て い る 本 で す。50 年 前 と 今 と で 考 えている問題は変わらない気がしま す。 まちづくり大学院・ D 3 若松 久男 1970 表徴の帝国 ロラン ・ バ ル ト  1 9 9 0 年 頃、 約 2 5 年 位 も 前 に な り ま す が、 仲 間 と 東 京 を 見 て 回 り、 そ れ を 雑 誌 の 連 載 特 集 記 事 で 発表していたことを思い出します。多忙極まる時期でしたが、あらためて、建築と都市と景観とを意 識し始めたのもその頃だったと思います。それが現在の研究活動の一つの礎になっているように思わ れます。その時期に出会った の が バ ル ト の 「表徴の帝国」 L' E M PI R E D E S S I G NE S (1970 年 ) で す 。 東 京 を そ う み る の か。 と い う 発 見 が 今 も 新 鮮 で す 。 バ ル ト は 1980 年 に 世 を 去 り ま し た が 、 ご 存 命 で あ れ ば 丁 度 100 歳 。 今 の 東 京 を ど の よ う に 見 る か。 ま た ど ん な 言 葉 で 語 る の か。 そ ん な こ と を 思 い ます。 4

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M1 羽野 明帆 無縁・公界・楽 網野善彦 1978 ま ち づ く り 大 学 院 ・ M2 玄田 悠大 1 9 81 日本の景観 ― ふ る さ と の 原 型 樋口忠彦  何かのきっかけになった1冊は印 象深いもので、この本が、もともと 関心のあった風景やまちにさらに足 を踏み入れるきっかけとなりまし た。   大 学 一 年 の 講 義 で 読 ん で、 初 め て 都 市 や 場 所 に 興 味 を 持 っ た。 そ れ 以 来初心に帰りたいときに読んでい て、 自 分 の 根 っ こ の 考 え 方 に 影 響 し ている本。 まちづくり大学院・D3 川崎 泰之 1983 都市ヨコハマをつくる 田村明  恐らく学生の頃初めて読んだと思い ま す 。ヨ コ ハ マ を ど の よ う に つ くっ て き 市デザインという仕事に関心を持った ジできたからだと思います。 M1 益邑 明伸 1 9 87 都 市 の ド ラ マ ト ゥ ル ギー 東京・盛り場の社会史 吉見俊哉  都市の変容を、社会情勢や演出側 の意図だけでなく、その時代を生き た人々の心情、感受性が反映された ものとして描き、構造化していく様 に興奮した。 M1 た か が よ く わ か り ま し た。 ま た 私 が 都 の も 、こ の 本 の 具 体 的 な 内 容 か らイ メ ー M1 柴田 純花 司馬遼太郎 1987 街 道 を ゆ く 18 越 前 の 諸 道  卒業設計で思い悩んでいた時に読 んだ一冊。越前の小さな集落に あ る 、 何 気 な い う つ く し さ・ 豊 か さ を 表 現 し た 僅 か 数 行 の 文 章 に 救 わ れ、 励 ま された。 M1 髙橋 舜 1992 都市開発を考える -アメリカと日本- 大野輝之 / レイコ・ハベ エバンス  アメリカの市民参加や成長管理の 手法を紹介している。芦原義信「街 並みの美学」と共に都市のことを真 面目に考えようと決意してから最初 に読んだ本。 今川 高嶺 もの食う人びと 辺見庸 1997   都 市 と は 直 接 関 係 な い の で 不 思 議 に 思 う か も し れ ま せ ん が、 世 界 に は こ ん な 人 た ち が い て 、 こ ん な ふ う に 暮 ら し て い る っ て い う 世 界 を リ ア ル に 想 像 で き、 高 校 時 代 に 土 木 や 都 市 計 画 に 興 味 を 持 っ た きっかけになりました。 M2 道喜 開視 集落の教え 1 0 0 原広司 1998 D2 永井 ふみ 1999 風景デザイン 感性とボランティアのまちづくり 進士五十八、原昭夫他   は じ め て 読 ん だ ま ち づ く り の 本。 風景は人に根差し人が育てるもの― 当時も住んでいた世田谷の住民参加 に よ る 都 市 デ ザ イ ン の ス タ イ ル は、 私の原点です。 5   「 逃 亡 者 た ち は、 楽 園 を つ く る 。 」 人間くさいこの言葉が好きです。空 間 の 多 様 な 見 方 を 学 部 4 年 で 学 び、 海外へ行きたいと思うきっかけにも なりました。

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M1 森川 千裕 福川裕一、青山邦彦 1999 ぼくたちのまちづくり   院 試 の 時 に、 内 容 が 院 試 に 出 る と いうことを聞き、熟読した絵本 で す 。 こ の 絵 本 を 読 ん で、 ま ち づ く り に つ いて初めて真剣に学びまし た 。 末松 勇 ま ち づ く り 大 学 院 ・ M2 20 0 1 都市と緑地 石川幹子   昨 年 3 月 に 退 官 さ れ た 先 生 の 著 作。1 9 世 紀 以 降 の 欧 米 、日 本 の 公 園 緑 地 の 変遷につい て 体 系 的 に 整 理 さ れ た 名 著 で す 。 願 わ く ば、 近現代の日本の公園緑地についての記述が 少 な い( 例 え ば 国 営 公 園 等 ) の で 、 ど な た か続きを書きませんか? D2 Nadia Abdul Wahid the Japanese Hou s e N a k a g a w a Ta k e s h i 2002  As the title goes, it elaborately explains about the Japanese House in the perspective of Space, Memory and Lan g u ag e. The b ook was wri t t e n a s s o me s o r t o f a me mo ir f o r a Ja p a n e s e h o us e . T h is is be c a us e a s mo de rni z a ti o n takes place, many of the old houses were replaced by new buildings, thus making it hard for the younger g en erat i on s t o ap p rec i at e an d unde r s t a n d t h e c o nc e p t o f a n o l d Ja p a n e s e h o us e .  The Japanese traditional domestic architecture had a large vocabulary regarding its site, components, fittings, b ou n d ari es, m at eri als an d so o n . So , t h is bo o k h a s h e l p e d t h e g e ne r a l a udie nc e t o u n de r s t a nd t h e o l d h o u ses f ro m t he b i g ger c on t ex t su c h as b o u n da r y s p a c e s , p a r t it io n s , a nd s e t t in g s , t o t h e s ma l l e r c o mp o n e n t s s u c h a s f i tti ng s an d m at eri als. B4 越 野 あ すか 2007 世界の SSD10 0 都市持続再生のツボ M1 中島 健太郎 テキスト 2010   ラ ン ド ス ケ ー プ デ ザ イ ン の 歴史 武 田 史 朗 、 山 崎 亮 、 長 濱 伸 貴ら  昔から本を読んでいないため、今 後 思 い 出 に 残 る で あ ろ う 1 冊 で す。 近年の動向にも詳しく今後の都市計 画が向かうべき方向性についても示 唆的です。 東京大学 cS UR-S S D 研究会  都市計画の本で最初に手に入れた 本。 全 部 読 ん だ わ け で は あ り ま せ ん が、 気 が 向 い た と き に 気 に な っ た 所 を見てやる気やヒントをもらいま す。  M2 高 梨 遼 太朗 集まって住もう 2010 居住空間デザイン講師室  集住演習で教室に置かれていたの を 読 み、 形 の 理 論 が 生 活 の 現 実 に 与 えられる影響の多様さに感動。そっ と 持 っ て 帰 っ た。 以 後 シ ェ ア に 興 味 を持つ。 M1 李 美沙 2013 スローシティ 島村菜津  大学 4 年のゼミで都市に関する本 を 何 も 知 ら ず 選 ん だ 新 書 で し た が、 都市について初めてじっくり議論し て、もっと知識を積んで意見できる ようになりたいと思った一冊です。 世 界 の 均 質 化 と 闘 う イ タ リ ア の 小 さな町 M1 滝澤 暢之 マックスマップル 全 日 本 道 路 地 図 昭文社 2013  地図好きなので旅先で開いたり家で眺めたりと特に中高時代にお世話になりました。地図をじっく り “ 読書 ” してみるとたくさん の 新 た な 発 見 に 出 会 え ま す 。 6

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D3 I lze Pakl on e N ak ag aw a Tak e s h i 2 0 14 The Landsc ape Imag i nat i o n: C o l l ect ed E s s ay s o f Jam es C o rne r   F o l l o w i n g t h e i d e a s C o r n e r, m a p p i n g i s c o n c e i v e d a s a c o l l e c t i v e e n t e r p r i s e t h a t s i m u l t a n e o u s l y r e c o g n i z e s t h e e x i s t i n g i n t e r r i t o r y, i m a g i n e s a n d c r e a t e s i t s p o t e n t i a l s t h r o u g h v i s u a l i z a t i o n . T h e i d e a s o f m a p p i n g a s a generative force and mutual determination between territory and its interpretations expresses what has been identified as ‘performativity’ or hidden potential of the territory and acknowledges that these reciprocal relat i on shi p s c on t i n u ou sly reshap e bo t h r e a l ms , p h ys ic a l w o r l d a n d s t r uc t u r e s o f t h o ug h t , r e p r e s e nt e d ( r e f e r e nce) an d rep resen t at i on . It i s t he shi ft f r o m t h e l o g ic a l mo de l o f vis u a l l a ng u a g e , g r o unde d int o t h e ide a t h a t o p t imi z ed sign systems can effectively represent the world without any communicative distortion, towards rather diverse m od els of v i su al lan g u ag es, whi c h e mp h a s ize s u bj e c t ive a n d p a r t ia l c o n c e p t u a l w o r l dvie w s a nd f o c us e s r a t h e r o n ‘what t he i m ag e c an d o an d less wh a t it me a ns ’ . M2 渋谷 政 秀 2 0 1 4      凡  例 これからの日本に都市計画は 必要ですか 蓑原敬、藤村龍至、饗庭伸、姥浦道生、 中島直人、野澤千絵、日埜直彦、村上暁 名前 タイトル サブタイトル等 表紙 学年 出版年  思い出…とは言えないかもしれませ ん が 、今 読 ん で る 本 。 都 市 計 画 の こ れ ま で 、こ れ か ら を 扱 っ て い る 。 俯 瞰 的 な 視 点が得られて、勉強になります。 著者 紹介文 多分野にわたる興味    建 設 、 造 園 か ら 文 系 学 問 ま で Wid e Ran g e of Interes ts 「一冊」 が書かれた年代及び著者の 専 門 別 集 計 7 6 5 5 凡例(著者の専門・職業) 都市計画・デザイン 建築 土木 造園・農学 3 2 経済 社会学 歴史学 哲学 戦前 1970s 1980s 1990s 2000s 2010s 政治家・作家・画家・その他   先 生 方 お よ び 学 生 の 皆 様 に 回 答 い た だ い た「 一 冊 」 を 、 書 か れ た 年 代 順 / 著 者 の 専 門 別 に 分 類 し 、 集 計 し ま し た 。 都 市 計 画 ・ デザイン(6 名)や建築(5 名) 、 造 園・ 農 学 ( 4 名 ) の 分 野 の 著 者 の 本 を 挙 げ た 方 が 多 く 見 ら れ ま す。 ま た、 文 系 分 野 へ の 関 心 も 多 岐 に わ た り ま す 。ご回答いただいた皆様、ありがと う ご ざ い ま し た 。 7

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研究室へようこそ! Welcome to our laborator y!   〜 高さん・大森さん 〜   ま た こ の 研 究 室 に 新 し い メ ン バ ー が 増 え ま し た 。 そ こ で 、 こ の 10 月 か ら 研 究 室 に 新 し く 入 る こ と に な っ た 高 沂 琛 さ ん と 大 森 文 彦 さ ん に 自 己 紹 介 文 を 書 い て い た だ き ま し た。 ま た、 ポ ル ト ガ ル か ら 来 ら れ た J oã o S il va L e it e さ ん は 今 度 w e b マ ガ ジ ン の 方 で 紹 介 し た い と 思 います。                                                                                     ( 編 集 : M 1 今 川 ) 研究生 : 高沂琛 Yichen GAO F umi h i k o O M O R I 博士一年 : 大森 文 彦 中国の浙江大学からの留学生です。 先日の研究室旅行では現地で杭州を 一緒に見て回り、案内してもらいま した。 こ の 研 究 室 の OB で、 こ の 度 働 き ながら研究することになりました。 修士論文では遊休内港地区の漸進 的再生に関する研究をされました。     初 め ま し て 、 中 国 か ら 来 た 高 沂 琛(G AO Yi che n) と 申 し ま す 。 こ の 10 月 か ら 、 研 究 生 と し て 都 市 デ ザ イ ン 研 究 室 に 入 り ま し た。 博 士 論 文 の 理 論 研 究 と 資 料 収 集 の た め に 、 こ こ で 1 年 留 学 す る 予定です。   私 は 歴 史 的 地 域 の ま ち づ く り に 関 心 を 持 っ て い ま す。 中 国 で は、 歴 史 的 地 域 の リ ノ ベ ー シ ョ ン は ほ と ん ど 政 府 が や っ て い ま す が、 ま ち づ く り の よ う な ボ ト ム ア ッ プ な や り 方 は 滅 多 に な い で す。 で も、 近 年 市 民 の 意 識 が 高 ま り、 都 市 計 画 の 市 民 参 加 も 学 者 だ け で は な く、 行 政 側 も 強 調 し 始 め ま す 。 そ う い う 背 景 の 中、 歴 史 的 地 域 の ま ち づ く り も 理 論 研 究 だ け で 留 ま ら な い と 思 い ま す。 だ か ら、 日 本 の 経 験 に 生 か し て 、 中 国ならではの歴史的地域まちづくりの方法を探るため、この 研 究 室 に 入 り ま し た。  これからの 1 年間、日本で歴史的地域のまちづくり理論勉 強 は も ち ろ ん 、 い ろいろな実例も見に行きたいです。   1 年 は 短 い で す が、どうぞよろしくお願いします。    2012 年 度 に 修 士 を 修 了 し た 大 森 文 彦 で す。 現 在 は 鉄 道 会 社 で 働 い て お り ま す。 修 士 で は 三 陸 の 被 災 地 に 何 度 も 足 を 運 び な が ら も 、 研 究 と し て 成 果 に 結 び 付 け ら れ な か っ た 点 に、 忸 怩 た る 物 が あ り ま し た 。 仕 事 を し な が ら で は あ り ま す が、 博 士 で は 今 一 度、 都 市 と 自 分 に 向 き 合 う 時 間 を 作 っ て い け れ ばと思います。よろしくお願いいたします。 11 月のウェブ記事 ミナトブンカサイ 2014 開催! 佐原メンバー高校で講演!? 今後の三国を考える、住民ワークショップ 盛り土が進む大槌で 渋谷プロジェクトのいま 神田老舗まちかどツアー開催! 是非ご覧下さい:h t t p : / / u d. t . u -t o k yo . a c . j p/ja /b l o g / 12 月の予定 12 12 12 12 12 月 月 月 月 月 5 ~ 6 日 10 日 13 ~ 16 日 14 日 18 日 マガジン編集部岐阜訪問 研究室会議 大槌訪問 三国中間報告 忘年会 編集後記 柴田 純花   思 い 出 の 一 冊 を 教 え て い た だ い た 皆 さ ま 、改 め ま し て あ り が と う ご ざ い ま し た 。 さ て 、読 書 の 秋 特 集 で は あ り ま す が 、私 に と っ て の 「 ◯ ◯ の 秋 」 は 音 楽 の 秋 で す 。 歌 謡 曲・洋 楽・ミ ュ ー ジ カ ル・ ア イ ド ル ソ ン グ と 、気 分 と 気 候 次 第 で 何 で も 聞 き ま す 。 最 近 の 悩 み は 、徒 歩 通 学 の あ い だ 音 楽 を 聞 く か 否 か で す 。 気 候 に 合 っ た 音 楽 を 聞 き た い 、 で も 街 の 音 も 聞 き た い・・・と 悩 ん だ 末 、 片 耳 だ け イ ヤ ホ ン を し て 登 下 校 す る こ と に し ま し た 。朝 の 本 郷 通 り に 響 ▲ 高 沂 琛さんに浙江大学を案内してもらい ま し た 。 8 く、箒で落ち葉を掃く音は今がピークです。お聴き逃しなく。

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